握り持ちだったスプーンやフォークがえんぴつ持ちに。
そして、お箸を持つ練習用にエジソンの箸を導入されているご家庭は、多いのではないでしょうか。
あの、ゴムリングを外して洗ってると、もれなく破れて「あぁあ~」ってしょんぼりする、あのお箸です。
5歳の娘もまだ現役バリバリで使用していますが、どううやら幼稚園では普通のお箸を使って給食を食べているお友だちもいるようです。
同じ学年なのにどうして差が出るのか。
どんなふうにお箸の使い方を教えればいいのか。
現在進行形の私が気づいて「やめた」ことを、今回は書いていきたいと思います。

エジソンの箸は6カ月から2年まで使う
エジソンの箸の使い始めはいつ?
これは公式のデータからですが、1歳半から2歳くらいが始め時のようです。
対象年齢は1歳半から小学校低学年のお子様向けのラインナップに加え、手の大き目な人用のサイズもありました。
エジソンの箸をどれくらいの期間使うのか
エジソンの箸を使い始めてから普通のお箸に移行するまでの期間ですが、なんと6か月から2年という大きな開きがあるようです。
例えば2歳から使い始めた子の場合、2歳半でエジソンの箸を卒業できたのに対し、4歳を過ぎて卒業できた子もいるわけです。
普通のお箸が使えるようになる年齢
4歳に続いて3歳、3歳半が多いようです。
成長に合わせたサイズのエジソンのお箸を長く使うことで、自然と普通のお箸が使えるようになるのが、エジソンの箸の最大のメリットなのです。

エジソンの箸の唯一のデメリット
これはもう、ダントツで洗いにくいことです。
一体何個のリングをだめにしたのだろう…。
でもちょっと待って!
実はリングのみというのが公式で売られているんですよ!
買いなおす前にこちらから購入してください。
ちなみに私は2度ほど購入しました笑
ちょっとカスタムしてみた!
前述しましたが、5歳の娘は現役でエジソンの箸を使っています。
使い始めたのは2歳頃でしたから、なかなかのヘビーユーザー。
普通のお箸も使えなくはないのですが、どちらかを選ぶとすればエジソンの箸。
最近は食い気味に「おこちゃまお箸!」とエジソンの箸を所望するのです。
「エジソンの箸と普通の箸の中間くらいの箸はないのだろうか?」
そう思った私は、あの破れるリングをまずは1つ外してみました。
というのも、エジソンの箸と普通の箸の間用に、矯正箸を買ったことがあるのです。
残念なことにサイズがまったく合わないので、現在はお蔵入り中。
エジソンの箸もリングを取れば構造的には似ているので、いけると確信していました。
そうして今は2つ目のリングも外して使っています。

どうしたら普通のお箸を使えるようになるのか
2年あればエジソンの箸は卒業できることになっています(参照:公式)。
けれど娘は更新4年目。
カスタムエジソン箸になりましたが、愛用しています。
箸の使い方を教えた頃もありましたが、ある時それが無駄だと気づいたのです。
箸の使い方を教えるのを「やめた」
私が普通の箸の使い方を教えたのは3歳の頃です。
子ども用の、さらに小さなアンパンマンのお箸で使い方を教えたのですが、分からない!と癇癪をおこして脱落。
そのあとも何度か挑戦しましたが、実を結ぶことはありませんでした。
「なんだか疲れた…ご飯を食べてくれるだけで十分だ」
娘は小食偏食むら食いのフルセットで、もはや食に興味がないのでは?というレベルです。
もうすぐ6歳だというのに体重はやっと15キロ。成長曲線の平均幅は、ぎりぎりアウトです。
幼稚園に入った当初は、ちゃんと給食を食べられているか心配しました。予想通り年長になった今もたいして食べていないようです。

箸を使わないのではなく、使い続けられない
ある時家で食事をしていると、「食べさせて」と言ってきました。
いつもだったら「もう自分で食べられるでしょ」と言うのですが、その時は何となく食べさせてあげたのです。
するとどうでしょう、パクパク食べました!
どうやら娘は
「実はお箸を使えるけれど、最後までお箸を使い続ける握力的なものが足りない」
ようなのです。
お箸は大人の私たちにとっては息を吸うかのように使えますが、まだ身体が未発達な子どもにとっては難易度が高い食器なのです。
かと言ってスプーンやフォークでは、逆に上手く食べられない。
だけどお箸だと疲れてきちゃう。
ひと休みしていたらお腹がいっぱいな気がして、でも少し経つと小腹がすいてしまう。
だから手でつまめるお菓子は食べられる。
そういうことなのではないかと思いました。
手づかみ食べを解禁
ご飯を食べてくれれば、お箸の使い方やお行儀なんて後付けでいいと私は開き直りました。
お箸で食べられなくたって人間生きていけるし、エジソンの箸だって手の大きい人向けの商品があるのです。
つまり、大人でも正しいお箸の持ち方ができない人は大勢いるのでしょう。
お蔵入りした矯正箸だって、元は箸の持ち方を正すための大人用のものだったのですから。
「ママ、手で食べてもいい?」
「いいよ」
こうして時々手づかみ食べをしたり、食事介助をしたりして家出の食事を楽しんでいます。

エジソンのお箸の卒業は個人差大!
食事は本来、楽しいものです。
栄養を摂るだけが目的ではなく、コミュニケーションを簡単に取れる時間です。
何かを頑張りながら食事をしても美味しくないし、楽しくありませんよね。
なにより娘には、まだエジソンの箸を卒業するにはまだ早いようです。
平均という言葉に惑わされがちですが、子どもだって十人十色。
個人差があるのがデフォルトです。
もしお箸を教えることに悩んでいたら、ちょっとだけお休みしてお子様の手元を観察してみてください。
ひょっとしたらあなたのお子様も、お箸を使い続けるのが難しいだけかもしれませんよ。
追記(2025年3月)
6歳になった娘ですが、現在進行形でエジソンの箸(改造版)を使用しています。
でも、食卓には普通のお箸と両方置くように。
少しずつ使えるようになってきているので、おおらかに見守っています!